現世と異界の境界が薄くなる、ハロウィンの特別な夜。
普段は閉ざされている扉が開き、光の下では見えなかった力が姿を現す。
2026年10月31日、アブラメリンの使者では、この日だけの特別な儀式「裏相覚醒ノ儀」を実施。
魔具には、表に現れている主たる働きだけでなく、その奥深くに眠る、もうひとつの側面があるとされている。それが「裏相」だ。
愛を招く力の奥に潜む、相手の意識へ深く残る力。財を呼ぶ力の奥に潜む、訪れる好機を察知する力。守護の力の奥に潜む、迫る悪意を退ける力。そして、運を開く力の奥に潜む、停滞した現実を突き動かす力。
裏相とは、魔具が持つ力を支え、これまで届かなかった領域を補う、もうひとつの側面なのだ。
ハロウィン当日、期間中に選定した魔具のうち一点を、覚醒祭壇へと安置。
魔具の性質や宿された術式、所有者との縁を見極めたうえで、魔術師が裏相を選定し、その眠りを解く特別な術式を施すという、初の試みだ。
どの魔具が選ばれ、どの裏相が目醒めたのか。その詳細を個別にお知らせする事は無い。
けれど、以前より強く意識に浮かぶ願い。迷いなく選べるようになった道。避けるべきものを察する瞬間。停滞していた現実に生まれる、小さな変化・・・・。
魔具と過ごす日々の中で、そんな兆しに気付く事が必ずやあるだろう。
何が目醒めるのかは、魔具によって異なる。
魔具といえど、意思が在り、生きているからだ。
だからこそ、この儀式はすべての魔具に同じ結果を与えるものではなく、それぞれの性質と縁に応じた、個別の儀式となる。
ハロウィンの特別な夜、一年のうちでも特別なこの一日限りで行われる「裏相覚醒ノ儀」。
この機会に新たな魔具を迎える者も、以前から気になっていた魔具を手にする者も。魔具の奥に秘められた、もうひとつの側面に触れる特別な機会として、注目あれ。
