【数量限定】アスモデウスの黒筒

アイテム解説

その小さな筒は、極秘の書簡をそっと収めるメールボックス。そこに綴られるのは、秘めたる愛欲、理性を超えた執着、不貞と知りつつも溢れる情熱。人間の愛欲全てを飲み込み、実現の儀へ導くのは、七つの大罪の中でも最も甘く、最も狂おしい悦楽を司る存在。このメールボックスは、彼の住処に在る「黒の聖櫃」と直結している。
使用方法は只一つ。欲望を、手紙に綴れ。それは恋人への執着でも良い。不倫の悦楽でも良い。未だ出逢ってもいない理想の人物への妄執でも、名も知らぬ誰かとの淫らな行為でも、人に言えぬ淫らな本音を全て、どこまでも、どこまでも、赤裸々に。カタチにする事で羞恥心が押し寄せて来るだろう。構わぬ続けよ、「書く事が恥ずかしい」理性に抗い、カタチにする程、その願いは強く現実へと侵食してゆく。
書き終えた手紙を黒筒に封じたその時、アスモデウスは術者の書簡を受け取り「叶う為の出来事」を術者の周囲に散らし始める。やがて相手との接触は増え、書いた手紙の内容が、ゆっくりと現実に染み出してゆく。
この魔具は、叶った後にも重要な力を持つ。成就後、手紙を改めて読み返す事で、彼との契約を深化させるのだ。快楽の余韻と共に再読する事で、欲望の魔力は強化され、関係の持続性や執着の強化、次なる願望への移行を助ける。想起する羞恥はスパイスと成り、更なる快楽への扉を開く者もいるだろう。
その果ては、想像を超えた淫らな悦び。色欲の王は、人間の愛欲に乱れる姿が見たくてたまらないのだ。王は今、貴方からの手紙を今か今かと待っている。