魔術アクセサリー詳細
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呪う程じゃない、が、許す気も無い。
売り切れ【数量限定】黒い天使-WhisperCurse-
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「これは、小さな嫌がらせ。」複雑に捩れた螺旋の奥には、地獄にて影の任務を請け負う漆黒の存在「黒い天使」が待機している。彼の名は記録にすら残らぬ。だがその働きは、多くの者が無自覚のうちに享受している。姿は見えず声も持たず、ただひたすら「憎しみの粒」を代行してくれる地獄の密偵。
呪う程でもないけれど、目障りで不快で仕方が無い。そんな思いを、主の代わりに拾い上げ、黒い天使は飛ぶ。相手の運気をズラし、タイミングを狂わせ、イメージを悪くする。その干渉は小さく、だが繰り返されることで恐るべき結果を生む。
呪いとの大きな違いは「術者のエネルギーが不要」である事。装着せずともよい、鍵に添えても、カバンのジッパーに潜ませても構わぬ。行動を共にしているだけで、黒い天使はその者の「微かな悪意」に耳を澄まし、現世へと出撃するのだ。
罪悪感がある者でも問題はない。なぜなら黒い天使は、主の本音をいちいち問わない。「あ、少々不快に感じた。」と思えば、それだけで十分。悪意の発射ボタンは、日々の生活のなかに散らばっているのだから。他に干渉されない性質から、浄化も一切不要。そして何より、この呪いは「疲れない」。主の念を不要とする為、呪のエネルギーを必要とせず、それでいて絶え間なく小さな足かせを相手に与え続ける。現代の言葉で表せば、これ程にコスパの良い呪具は、地獄でも珍しい。
呪うには少し重い。だが、何もしないのは癪。そんな時こそ、この黒き螺旋を手に取るのだ。貴方の代わりに動く存在が、地獄の暗闇から今、羽ばたく。「これは、小さな嫌がらせ。」そう言って、静かに笑えばよい。