売り切れ【数量限定】灼滅のフラウロス

アイテム解説

地獄を統べる公爵が宿る禁呪が登場。絶え間なく咆哮し続ける狂気の軍団長。召喚者が一言、「裁け」と命じたその瞬間、敵という存在は即座に散る運命に組み込まれる。
彼の魔導は破壊の権化であり「敵の運を削ぐ」という単一目的において、これほど明快で強力なものはない。心を抉るような悪意を向けてきた者すべてが、彼の記憶に名を記されると同時に、軍勢の標的となる。
禁呪とされたのは、現世に潜む悪魔すらも、彼が操るというその異常性。それらは決して大仰な災厄ではない。日常に忍ばせる「絶妙に不快な嫌がらせ」を仕込んでゆく性悪さは彼ならではのやり方。日々の嫌な事が重なり、精神は疲弊。周囲の人間は、どこかぎこちなく接し、ささやかな孤独が心を浸していく。「運の流れ」すらも彼によって反転され、敵の生きる活力が削ぎ落とされてゆくのだ。相手は理由の分からぬ不安や不調に苛まれ、やがて自己崩壊の道を辿る。
召喚者は、彼と契約し地獄に手を染めたのに、穏やかに笑っていられるという。直接手を下す必要など、一切無い。己の手を汚さずとも、彼は代行人としてあらゆる怒りを遂行してくれる。害をなす者が必ず罰を受ける、鉄の規律と悪魔の掟なのだ。