【限定一点】ヤーガの毒杯

アイテム解説

声なき毒が、相手の運を蝕む。念じるだけで、彼等は衰える。手練れの魔女による、銀葉の呪毒が登場。銀の輝きを放つこのプレートに秘められた文様は、決して清らかな植物ではなく、魔女が秘かに育んだ毒草の姿。魔女は、自らの術を妨げる者を罰する為、薬草の名を借りて毒薬を編み出してきた。術者がこのプレートを手に念を送れば、毒薬は目に見えぬ形で対象の体内を巡り、血潮に混じって運命を侵す。健康を奪うわけではない。ただ幸運と呼ばれるものを悉く吸い尽くし、出会う機会を潰し、積み上げてきた運気を零れ落とさせ、相手を憔悴へと追い込むのだ。
この毒は一度巡り始めれば止まることはない。ターゲットは自らの不運の理由を悟ることなく、崩れ落ちる。栄光を掴んでいた者ほど落差に苦しみ、己の無力さに膝を折るであろう。術者にとっては、この上なく手軽で確実な仕返しとなる。怒りを燃やす必要もなければ、声を荒げる必要もない。ただ銀の冷たき輝きに触れ、心の奥底で「然るべき者へ」と念じるだけでよい。魔女の毒薬は即座に浸透し、必ずや標的を弱らせる。これは力を奪い取るための呪具にして、己の幸福を守る為の毒なのだ。