魔術アクセサリー詳細
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不要な縁も、不幸も、無へ還せ。
【数量限定】終焉の調停者-CharōnGate-
アイテム解説
「全ての負は、此処で終わる。」暗黒の渡し守が宿るこのリングは、冥界直通。手にした瞬間、術者と冥界の間に黒い回路が繋がり、あらゆる【不要】がそこへと流れ始める。
彼の魔導は恐ろしく静かだ。嫌な人間、嫌な出来事、嫌な記憶、体が拒絶するそのいずれも、力ずくで消し去るのではなく、存在自体を曖昧にしてゆく。まるで、腐食するかの如く現実から崩れ出し、いつの間にか「無かった事」になる。彼が運ぶのは破壊ではなく「無への帰還」。それは古より伝わる、【諸悪の根源を断つ魔導】の究極形であり、あらゆるトラブルを未然に終息させる驚異の力である。
この魔導を手にした者は、嫌な縁や不運の連鎖から切り離される。術者の拒絶に該当する人物や対象は、彼の舟に乗せられ、静かに冥界へと送られてゆく。去ったものの跡には、清らかな安寧と新たな可能性が残る。願いを叶える力は、その中でより鮮明に形を持ち始めるのだ。
彼が無へと送り届けた先には、常に新しい流れが生まれる。だからこそ、物事は滑らかに動き、願いは滞りなく現実へと昇華していく。不要なモノを抱えたまま前に進む事はできない。彼はその真理を、明確に教えてくれる。
骸が二つ並ぶ理由は、彼の舟が「行き」と「還り」を意味しているから。何かを冥界に送る度に、代わりに幸福の欠片が戻ってくる。負を手放した者にだけ、次の幸福は運ばれて来るのだ。