【数量限定】アンドラスの葬刻

アイテム解説

これは、魂を分断するために刻まれた地獄の墓標。皆殺しの長と恐れられた地獄の大総裁は、裏切り者どもの陣営を滅ぼした際、ただの剣では足りなかった。彼が使ったのは「不和」という名の刃。団結の意志を喰いちぎり、互いに疑心を植えつけ、最後には仲間同士で潰し合うよう仕向けた。
この墓標には、その時の戦術魔導が刻まれている。禁断とされた呪術だ。術者が対象とする、集団、職場、家庭、SNSといったコミュニティ。そこに意識を向け、墓標に名を刻むが如く強く念じることで、彼の禁術が発動する。
名ばかりの調和は即座に崩れ、陰口が暴かれ、嫉妬が炎上し、見せかけの友情は瓦解。やがて彼らは己の手で己を壊す。その連鎖の中で、本来彼らのモノであった運、幸、ツキ、好機、そういった「陽の気」は、全てこの墓標に吸い込まれてゆく。
そしてその吸収された陽の気は、術者の元にそっくりそのまま還元される。敵を潰し、運を戦利品として手にする、彼流の地獄報酬であり、報復の美学を極める者には最適の一手。正面からぶつかる必要などない。ただ傍らに置き、ただ強く思うだけで、奴らは勝手に崩れ落ちてゆく。
崩せ、奴らを。得よ、奴らの運を。彼はもう、次の生贄達の名を今か今かと待っている。