売り切れ【数量限定】グリモワールの改定権

アイテム解説

魔導師の叡智を集約して編纂された禁書「グリモワール」の魔導が封じられた極上品。筒は器に過ぎないが、内部に紙片が収まった瞬間、そこに書かれた言葉は【現世の理】として記される。言霊を軽く扱ってはならない。ここに収めた願いは、願望ではなく、世界を変える「指示書」へと変貌する。
術者が紙片に書き込むのは、望みや欲望、そして未来像。その文字が墨であれ鉛筆であれ関係なく、書かれた瞬間、グリモワールの魔導はそれを読み取り、世界の基盤へと浸透させる。恋愛なら恋が動き、金運なら金が入り、人間関係なら環境が書き換わる。持ち歩くだけで、術者の望みは現実へと侵食し、やがて「当然の未来」として成立していく。願いの内容を疑ったり否定したりする他人の念すら意味を持たない。書かれた言葉こそが優先され、世界はその通りに従うのだ。
また、既存の魔導ノート「グリモワール」の紙片をこの小筒に収めた場合、魔導は倍増する。元々書に宿る魔力と携帯筒の魔導が共鳴し、二つの魔力が重なり合い、望みの実現速度も精度も飛躍的に高まる。普通の紙片でも十分過ぎる程だが、書の一片が入った時の破壊力は桁違いだ。
この黒の筒が小さく控えめであるのは、あくまでも外界へ干渉しないためだ。姿形は僅かながら、内部の魔力は禁書そのもの。グリモワールは本来、大魔導師が儀式をもって閲覧する書であり、その力を持ち歩けるという事実は本来あり得ないほどの特権。術者は自らの望む世界を、毎日少しずつ、確実に書き換えてゆく。望む未来を自分で作る。「世界の常識」を自ら定めるのだ。