【数量限定】ネームド・ドゥルジ

アイテム解説

今ここに召喚するは、絶対なる「腐敗」の呪術。ゾロアスターにおいて最も忌むべき存在として恐れられし、死の悪魔。それは「魂を腐らせ、孤独の中で朽ち果てさせる」という、終焉の魔導である。
この呪具を手にした時、術者はターゲットの名を唱える事だけ行えばよい。その名が声帯を震わせた瞬間、死の悪魔は眠りを破り、ターゲットの魂と「不浄」という呪的概念を強制的に結びつける。まず本人の内側に、漠然とした不調と怨嗟が滲み始める。次第に言動は乱れ、人間関係に違和感を抱かせ、職場では避けられる、交友では集まりに誘われない。恋愛面では、パートナーの心に急激な冷えを生じさせる。
やがてターゲットを中心に、嫌悪・不快・疫病のような悪印象が連鎖し、腐った果実が果物籠を台無しにするように、人間関係のネットワーク全体が、崩壊し始める。
いつしか、誰もが言葉にはしないが確信する「奴とは、関わりたくない。」そう、ターゲットは不幸の根源という役割を担わされ、最終的には誰からも必要とされず、関わる者すら離れていく。
表向きのトラブルや暴力は一切起こらず、ただ、人が消えていく。縁が絶えていく。そして、ターゲットは孤独という名の腐海に沈み、己の不浄に押し潰されていくのだ。誰かに奪われた幸せを取り戻したい者。自分を嘲笑し、侮辱し、傷つけた者へ報復を望む者。その願いが「正義」であろうと「嫉妬」であろうと、この呪術は選り好みなどしない。ただ、腐らせ、滅びの道を歩ませる。
そして貴方だけが、何も知らぬ顔で幸運の光の中に立つ。まことに、地獄的に美しき罰。