【限定一点】黒霧の盾

アイテム解説

全ての負の存在と関わらせない。それは暴力ではなく、境界の魔導。盤面に蠢く呪霧は、憎しみを撒く者を遠ざける力へと変える古式の盾である。盤を凝視すれば、貴方の念が結晶化した専用の幻画が浮かび上がる。それは復讐の図ではなく、境界の設計図。
術者がイメージから生み出した護板はその設計に従い、術者の周囲に防御帯を張り巡らせる。術者に害を与える負の存在は、磁石が反発するように離れ、関わりは自然と希薄になり、やがて理由もなく距離を取るようになるだろう。そして術者の知らぬ遙か遠くへと姿をくらます。
しかしこれは他者を毀損する呪いではない。護板が働くのは縁の流れを整える事、すなわち害意の連鎖を断ち、関係性の仕組みを再編するのである。
術者が嫌だと念じればその術は作動する。それだけでなく、外界の有害波動を吸い取り、清浄な気流へと還元し、術者には安寧を残す。嫌な人物にこれ以上苦しめられる前に、この力で自身の幸福を護る事。今ある負とこれ以上関わらせない。今後は負と接触させない。それは暴力ではなく、境界の魔導という名の護りなのだ。